TESLA MODEL 3の1年点検を自分で行う

早いもので、TESLA MODEL 3が
納車になって1年が過ぎました。
通常のディラーであれば6ヶ月だの
1年だの点検してくださいと案内が
来ますが、TESLAはこちらから
アクションを起こさないと何も言ってこない
メーカーですから、どうしようか悩んでました。

1年点検をしないのは違法か?

1年点検をしないとどうなるのか?
これは道路運送車両法にてメンテをしろと
なっているので、法律違反になります。
しかし、この違反に対する罰則が無いのです。

実際は罰則が無いので1年点検をちゃんと
する人はかなり少ないのでは無いかと
思われるが、それはやはりお金がかかるから
ではないだろうか?
そもそも自分ではできないのか?

EVの1年点検項目

1年点検の点検項目は、自動車点検基準
何を点検すればいいのか記載されてます。
しかしその内容は内燃機関車を基準に作られており
よく内容を確認すると、EVでは殆どの項目が
対象外になることがわかります。

以下は令和二年国土交通省令第六号別表第6を元に
EVでは該当しないと思われる箇所を
グレーアウトした表です。
そのまま点検表に使える様に作りましたので
自由にダウンロードしてお使い下さい。

これを見るとわかりますが、
点検箇所はたった12箇所で内容も
殆ど目視や感覚ばかりです。

点検者は自分でも良いのか?

法律では点検はユーザーが行うとなっています。
しかし中には確認が難しい点検もあるので
整備工場にお願いしても良いですよという
感じのことが書いてあります。
すなわち点検は自分でも良いのか?ではなく
原則自分でやれとなっています。

そこで整備や検査が必要になれば
それは資格をもった人がやる事となります。
点検と整備、検査は違うと言うことです。

自己所有の車は自分で整備しても良い

車の整備は資格を持った人しか出来ないと
思われている人が多いと思いますが、
実は自己所有の車であれば
法に触れる改造をしない限り何をしても
問題は無いとなっています。

実際の点検内容

点検記録簿を見ると分かりますが、
ほぼ目視とブレーキなどは感覚です。

ブレーキ関連

遊びは踏み出してからギュッという
感覚になるまでどれ位か?
あまり多いとブレーキオイル不足や
エアー混入等が考えられます。
床板との隙間はそもそもブレーキを踏んだ時
床板にペダルが付くようではだめという事です
ブレーキの利き具合は踏んで止まれば
良好で良いと思います。
駐車ブレーキ効き具合は坂道に行き
Pを押して車が動かなければOK

サイドブレーキ

ディスクとパッドの隙間はブレーキローター
を手で回して回ればOKです。
リアは「サービス」→「けん引」
で輸送モードを有効にすれば回る様になります。
パッドの摩耗はここから覗けばパッドが
見れます。
4mm以上あれば良好で良いと思います。

フロント
フロントパッド
リアパッド
リアパッド

ホイール

タイヤの状態はスリップサインが出て無ければOK
ホイールナットは緩みが無ければ良いと思います。
ちゃんとしたい人はトルクレンチを買いましょう。
MODEL 3のナット締付トルクは175Nmです。

オイルやクーラント漏れ確認

モーター付近にギアボックスがあり、
この中にオイルが入ってます。
そしてモーターにはインバータークーラー
があり、冷却液が流れています。

モータークーラントホース

しかしこんな所はTESLAでの1年点検でも
覗く事は無いと思う場所ですww
普段駐車している場所の下が濡れて無いか
毎日確認する事でクーラントやギアオイルの
漏れは確認出来るのでは無いかと思います。

記録簿は車検証と一緒に

これらの点検を前記の記録簿でチェックして
車検証と一緒に挟んでおけば
一年点検は自分で出来たことになりますね。

TESLAで1年点検を行うと、
コンピューターのチェックもしてくれるそうで
それはかなり興味あるけど、そもそも
おかしかったらエラー出るのでは?
とも思ってしまう。

それではw