Model3にOBD2ポートを付け色々覗いてみた。

2020年9月7日

OBD2

テスラを買おうと決断した時、私は札幌なので
試乗は愚か、見る事すら儘ならず、情報収集といえば
TESLA草分けYoutuberのテスラモーターズファンさんや
TAKAさんの動画をみて一喜一憂していました。
特にTAKAさんの動画はマニアックなカスタマイズ動画が多く
自分が車を買ったらこれをやってみたい!
という情報が満載でした。

今回はその夢の一つ、OBD2ポートをM3に設け
お前が見てわかるんかい!という得体のしれない情報
を覗き込むという、女子には到底分からない
超自己満の世界へ行く方法を、似たようなM3オーナーに
伝えたいと思います。

何がしたいのか?

何がしたいって? これですよ!

これを見てもワクワクしない人は
今回の記事はここでおしまいです(笑

OBD2ってなに?

最近の車はコンピューターで制御するようになり
不調になった場合に特定するのが困難になって来た為
特定をスムーズに行なえる様に開発されたのが「OBD」です。
OBDにスキャナーを繋ぐと、車のあらゆるセンサーの値を
見ることが出来るので、普段から見ていると数値の変化により
故障の前に問題を発見する事が出来るかもしれません。
元々はアメリカの排気ガス対策の為に作られた規格なので
電気自動車であるModel3にはOBD2ポートはありません。

OBD2ポートを作る

Model3にはCANbusというコネクタがあり
以下のような情報をこのコネクターより得ることが出来ます。

Model 3 CAN bus IDs and data by diamond.g

このコネクターの情報をOBD2に変換するケーブルがあると
フォーラムに色々情報が出ていたのですが、
どれもこれも2018年までのModel3にしか対応してない。
見つけたと思ったら、3万円超え
探し続けて安いのを見つけたので買おうと思ったら今度は
日本に発送するオプションが無いとか….
日本に送ってくれよーとメールしたら、
分かったからクレカ番号電話してくれと。
え?話をすれと?もう無理!というわけでTwitterで知り合った
アメリカの友人に電話をお願いして何とか手に入れました。

しかしこの会社、俺のオーダーの後これは売れると
思ったのか、海外発送に対応し、カード番号もサイトから
入力できるようにしやがったwww

話が長すぎました。
買ったものはこの2つです。
Tesla Model 3 OBDII Adapter (2019-2020) – HRN-CT20T11
Veepeak OBDCheck BLE OBD2 Bluetooth Scanner

TESLA MODEL3 OBD2 Bluetooth Scanner

このケーブルを何処に挟むのか?

まずはM3の電源を切ります。
コンソール画面で電源を切ったら5分待って
作業を開始します。

アダプターを挟む場所はセンターコンソールの
後部座席側の下の方です。
この青いコネクターに割り込ませます

OBD2 Bluetooth Scannerの取付

アダプターを割り込ませたら、
その先にVeepeakを取付、Model3の電源を入れます

TESLA Model3 CANbus to OBD2

Veepeakが青く光れば起動しています。

Scanデバイスを用意する

OBD2 Bluetooth Scannerのデーターを読むための
アプリとデバイスが必要となります。
有名なアプリにはTM-Spyscan my teslaなどが
ありますが、どちらもAndroidです。
iOSのTM-Spyがあるようですが、私には探せませんでした。

という事でAndroid端末を用意しました。
サイバーマンデーで10,000円を切っていた
Fire HD 10タブレットを車に常備させましたw

TESLA MODEL3 FireHD10

scan my tesla

まずは scan my teslaを試して見ます。
起動するとドングルの所在を聞いてきますので
VEEPEAKをペアリングします。
「1234」でペアリング出来ました。

BTペアリング

ペアリングが終わると即座に動き出します。
これはバッテリーの状態をまとめた画面
私のM3バッテリー容量は
Nominal full pack 70.9 + Energy buffer3.2
で74.1kWh有ることが分かりました。

scan my tesla BATTERY

詳しいパラメーターの場所はまだ調べてませんが
各所の温度も表示されたりします。

scan my tesla TEMPS

このアプリのせいでModel3 AWDが
前輪を殆ど使っていない事も分かってしまいました(笑

しかし私の環境ではバッテリーマネージメントの
画面ではフリーズしてしまう現象が起きていて
現在ケーブルのせいなのかドングルのせいなのかを
検証するため違うドングルを購入しました。

TM-Spy

このアプリも同様にドングルをペアリングすると
動き出しましたが、私の環境では何一つデーターが
出ませんでした。
これも新しいドングルが届いたらどうなるのか
試して見たいと思います。

まとめ

素直にTAKAさんのドングルを買えばよかった
のですが、何日か動かしていると繋がらなくなる
から抜き差しが必要との情報があり、
値段も安い事からVeepeakに浮気したのが
完全に動かなかった敗因かもしれませんw
私の場合は完全に「安物買いの銭失い」
になってます(笑

新しいドングルはクリスマス頃届きますので
また追記したいと思います。

追記(2020-09-07)

この後色々検証してみましたが、
まずModel3からはバッテリーマネージメント情報が
取れてない事が解りました。
(実際データーとして参照出来ないのか、アプリの問題か
は未だに分かっていません。)
ですから、買ったドングルの問題ではなくアプリか
車側の問題だった事が解りました。

そして私の買ったVeepeakの他にTAKAさんが
買っていたOBDLink LX Bluetoothも購入しましたが
こちらの方は長い時間使っていると認識しなくなり
再起動が必要になるようで、実はVeepeakの方が
安定して使えてました。

iOSでの動作検証

そしてiOSでも動かすことが出来るか検証しました。
結論からいうと上記のドングル2種とも
私の環境では動かすことが出来ずに、
iOSで動作実績が報告されていた
OBDlink MX + Bluetooth を購入し
アプリは「tesLAX」か「scan my tesla
のどちらでも動作する事を確認しました。

しかしこのドングルも時間がたつと機能しなくなり
再起動が必要になってしまいました。