Model3を寝かせる方法

To sleeping model3

動いてない時でも減るバッテリー。
通称PhantomDrainが結構凄くて勿体ない。
TeslaFiで常時監視してるのだから仕方ないだろうと
思っていたのですが、色々調べているうちに
TeslaFiの監視を止めることなくModel3をスリープ状態に
出来ましたので記事にしてみました。

パーキング状態とスリープ状態でのDrain差

自宅ガレージでセントリー無しでの待機時消費電力
をTeslaFiの情報からいくつかサンプルしてみました。

Not Sleep Drain
寝てない状態
Sleep Drain
スリープ状態

起きてる時は距離で約900m/h 電力量で約120W/h位
消費されてしまうのに対し、スリープ状態では
距離で約100m/h 電力量で約14W/h位とかなり減ります
やはり駐車時はスリープ状態の方が良いですね。

車のスリープを阻害する要因

まずPhantomDrainが発生する要因がいくつかあります。
どれを止めることが出来るかによってもバッテリー
の減り具合が変わってきます。

①キャビン加熱保護

キャビンの温度が40度を超えるとこの機能が働き
Model3は目を覚まします。
しかし永く乗るならこの機能はONのままの方がいいのかな?

②信号の弱いWi-Fiに繋がっている

駐車時に繋がっているWi-Fiの信号が弱いと
Model3は接続・切断を繰り返し、全く寝ません。

③キーフォブが近くにある

これは海外から得た情報ですが、
私の環境では再現できなかったです
近くても寝ましたw
どうしても寝ないって時は疑うレベルですかね。

④スマホにウィジェットとしてTeslaAppが居る

ウィジェットを見るたびに目を覚ましてしまいます。
AndroidはTeslaAppがバックグラウンドで実行されて
いる可能性もあるそうです。

⑤車の情報監視アプリ

Model3を操作したり、監視したりAppはスリープを阻害します。
中には運用を止めてもサーバーからModel3にアクセスし続ける物もあり
こういったAppの運用を止める時にはTesla.comのパスワードを
変えてください。

⑥セントリーモード

データーを見ているとこれが一番電気を使ってます。
反応する回数にもよりますけど、
酷い時は1kW/h位はいきます。
ちょっとした電気ヒーターレベルです。

⑦TeslaFi

TeslaFiは通常1分毎に車にアクセスしデーターをロギングします。
寝ようとしても1分毎にビンタ状態で寝れません。
しかしTeslaFiにはこれを解決する便利な設定がありました。

これらの障害を取り除くとModel3は通常アイドルになってから
10分経過するとスリープになるはずです。

TeslaFiで監視しながらスリープにする方法

TeslaAPIには車のデーターを読取るAPIの他に
車の状態を見るAPIがあります。
下図はTeslaFiが読取っている生ログですが、印の部分です。
この車の状態を見るだけのAPI使用時は車を起こしません。

Tesla Model3 LOG

ですからTeslaFiが車がアイドルになったことを感知して
10分以上データーを読取るのを止めて、
車がスリープに入ったら、後は1分毎に状態だけを監視すれば
Model3は起こされることが無くなります。

そして何かアクションが起これば状態が
「asleep」から「online」に変化しますから
それをTeslaFiが見つけ、そこからまたデーターを取り始めれば
稼働時のログも今まで通り取れるという仕組みです。
なかなかTeslaFiは考えられているサービスですね。

TeslaFiでの設定方法

まずはセッティングメニューからスリープを選択

Setting→SleepModes

以下のように設定します。

TeslaFi_Sleep Modes Setting

Time To Try SleepingはTeslaFiがポーリングを
止める時間(分)です。
通常Model3はアイドル状態になって10分で
スリープしますから11分以上になっていれば
動作すると思います。

Idle Time Before Trying To Sleepは駐車してから
何分間スリープにするのをやめるか?です。
買物とか短時間の駐車でもいちいちスリープにしていると
アプリ起動時とかもいちいち起動中となり
ちょっとイライラします。

これらの設定でも寝ない場合は
Help→Raw Data Feedで生ログが見れますので
何が原因で起きているのか調べる必要があると思います。

まとめ

この情報で一番問題になるのが
セントリーモードだと思います。
自宅駐車時にセントリーを切れるか切れないかで
PhantomDrainが減る量が左右されると言っても
過言ではないレベルだと思います。
監視カメラの設置等、家では他の方法でセントリーの
代わりを考えた方が運用費は安いのかもしれません。